光と自然の調和:グリーンタウン・リュウシャンユアン

中和紅梅インテリアデザインが描く新たな販売センターの形

光を建築要素として捉え、自然素材を活用した感情的な空間を創出。中和紅梅インテリアデザインによる、新しい視点からの販売センター設計。

空間設計とは、光をデザインすること。そんな考えのもと、中和紅梅インテリアデザインは光を建築要素として捉え、機能性を重視しつつも、バランスやリズム、繰り返しといった要素を追求。自然素材を活用し、光の助けを借りて芸術的な空間を創出した。これにより、住民がより良い生活を送ることを可能にしている。

時代の変化とともに空間の属性も変化していく。マーケティング色の強いビジネススペースはもはや主流ではない。そこでデザイナーは伝統的なアイデアを打破し、販売センターに新たな視点を提供する。マーブルと木製の分離フレームでエリアを分割し、半透明の折りたたみスクリーンを用いて、空間パターンに対する探求的な興味を引き立てる。

主な素材としては石、植物、木材、地元の素材が使用され、異なる素材間での革新的な再組み合わせと配置が生み出されている。これらの素材は知覚可能なエンティティとなり、良い生活を一連のシリーズとしてインストールする。

プロジェクトの規模は合計1000平方メートル。空間の第一印象は視覚によるもので、統一された素材と色は深み、自信、無限の可能性をもたらす。交渉エリアでは、植物の盆栽が自然を思い起こさせ、植物が溢れる空間は酸素と活力が注入されたような感覚を与える。これにより、交渉エリアでの議論や共有が別の種類の空間体験となる。

砂時計エリアは常に視覚と行動の中心となっている。歩行線の合理的な計算と考慮に基づき、デザイナーは大量の冗長な積み重ねが引き起こす混雑感を避けるための微細な処理を行っている。砂時計エリアの上部に配置された明るいマトリックス照明は、訪問者の視線を再びエリアに集中させ、自身と建物本体に同様の重ね合わせの階層感を与える。

このプロジェクトの目的は、機能と美学を兼ね備えた建築空間を人々のために創造すること。デザイナーは、柔らかく微妙な光を用いて光と影、色の温度、雰囲気、空間感を表現し、生活を再現しようと試みている。そして、建物の構造とレイアウトのニーズ、機能と美学の要求を満たす。光の反射と屈折は部屋の中で無限に交差し、明るい空間を創り出す。

このデザインは、2022年のA'インテリアスペース、リテール&エキシビションデザイン賞でシルバーを受賞。シルバーA'デザイン賞は、最高級の創造性と専門性を示し、優れた技術特性と素晴らしい芸術的スキルを持つデザインに授与される。これらのデザインは、その卓越したレベルの優れた性能と革新性を示し、ポジティブな感情、驚き、驚嘆を引き立てる。


プロジェクトの詳細とクレジット

プロジェクトデザイナー: Zhonghehongmei Interior Decoration Design
画像クレジット: Image #1: Photographer Long View Photography, Sand table area, 2020. Image #2: Photographer Long View Photography, The reception hall, 2020. Image #3: Photographer Long View Photography, Children's area, 2020. Image #4: Photographer Long View Photography, The reception hall, 2020. Image #5: Photographer Long View Photography, Negotiation area, 2020.
プロジェクトチームのメンバー: Chief Designer: Jin Yin
プロジェクト名: Greentown Liuxiangyuan
プロジェクトのクライアント: Zhonghehongmei Interior Decoration Design


Greentown Liuxiangyuan IMG #2
Greentown Liuxiangyuan IMG #3
Greentown Liuxiangyuan IMG #4
Greentown Liuxiangyuan IMG #5
Greentown Liuxiangyuan IMG #5

デザイン雑誌でさらに詳しく読む